鈴木 弘子(アメフト選手)

Women's Professional Football Player ☆ Betty Suzuki

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葬儀

友達の元彼の息子さんが、先週日曜日奇しくも父の日に、9歳でこの世を去った。電気関係の仕事をしている彼は、車も3台、ボートを2台持っていて、大きな家ではしょっちゅうパーティーを開いている。業者を呼んで、料理を作ってもらうので、私もよくご相伴に預かっている。(アメリカの家でのパーティーで美味しい料理にありつくのは至難の業)

先週末は、従兄弟家族と一緒にボートを引きずってアリゾナに行き、池で遊んでいたところ、姿が見えないって事になり、警察を呼んで一時間後に遺体で発見された。潜って遊んでいるうちに、ボートの下から出られなくなったのでは、という警察の見解。そのまま警察で解剖され、日曜の夜、LAの自宅に戻った。で、私達も彼の家を訪れた。(モンゴリアンパーティーの後だったのでかなりラム臭かったと思う)するとそこは何度か訪れたときと同じパーティー状態だった。「楽しい雰囲気で息子を送り出したい」という父親の意向なのだとか。NBAのプレイオフに見入っている人、飲んだくれてる人、ゲームを興じている人・・・びっくりした。


で、今日のお葬式はというと
まず、黒い服でなく、普段着で着てくれといわれた。とは言ってもTシャツとGパンでと言うわけにもいかず、それ以外だと私、パーティー衣装しか持ってない。で、茶のパーティー風ワンピースか、黒のパーティー風3ピースか迷ったが、茶はラメラメだったので、黒にした。葬儀には2〜300人の人が来ていたが、黒を着てきたのは私と数人だった。親戚の男性陣はおそろいのポロシャツにカジュアルパンツ、子供達は、亡くなった子の写真入りTシャツ・・・よく見ると、今にもボートから池に入ろうとしている。更に聞いてみるとまさに事故に遭った日の写真だと言う。そんな写真普通Tシャツにするか?おそろいで20人で着るか?と思ったが、日本の常識とは違うのだろうか。

教会での葬儀は賛美歌が終始歌いまくられ、友人や従兄弟達が彼の思い出を語った。どんな面白い話でも普通だったら泣いてしまうようなシチュエーションなのに、場内は終始笑いが絶えなかった。1つ上のお兄ちゃんは事故の日の様子を語ったが、彼の楽しい思い出で、みんな大笑いしてた。不思議でならなかった。

最後、棺が親族の手によって運ばれるときには皆涙涙だった。車で運ばれてお墓へ。棺のまま埋めるのにちょっと驚いた。日本人の私はやっぱり焼かれて骨になりたい。

今度は教会の体育館みたいなところへ。そこにはたくさんの料理とともに、亡くなった子のコーナーが作られていて、彼の好きだった料理が並んでいた。

業者さんが来て、「どのセットにします?」って言うような日本の葬儀よりよっぽど心がこもっている。でも私の親族が亡くなったときには、私には辛すぎてできそうにない。

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