鈴木 弘子(アメフト選手)

Women's Professional Football Player ☆ Betty Suzuki

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フットボールしましょーよ

いよいよ今日から、ポストシーズンマッチに突入した。
これから先は泣いても笑っても、負けたらそこでハイおしまい。

朝から車修理の連絡が来たり、売ったチケットの受け渡し法やらなにやらでばたばたしている。朝8時から地元局のニュースに出演(希望者のみ)だったので、行かなかった。ニュースなのに出演希望者のみ来て下さいとはいかにもアメリカっぽい?

こないだの遅刻を肝に銘じ、早めに出発、早めにフィールドに着いた。正規のロッカールームは、アウエイゲームから帰ってきた選手たちが使っているので、私たちはフィールド脇の託児所で着替え。大学に託児所があるんだから、すごいわ。

今日は地元TVの取材が入っていると聞いていたが、ロッカールーム内もOK。日本からメディアが来た時にあの意地悪ぶりと比較すると、ほんとジョディには頭にくる。試合に出てもいないくせに、選手の一員としてインタビューに答えている。まっ、関係ないけどね。

試合開始。

やっぱり、NGを付けてきた。そんな気が来たのよね。と思っていると、いきなりそのNGに脇固めされ、背負い投げみたく投げられ、さらに腕ひしぎ逆十字?みたいな技をかけられた。信じられない!!!

で、肩脱臼した。ドクターがフィールドに入ろうとしたが、ヘッドコーチがそれを制し、タイムアウトを取った。しびれているが、いけるかも?「大丈夫?」と聞かれたけど、正直わからない、とにかくしびれていて、腕を折った時と感覚が似てるかも、やばいのかなぁ。タイムアウトがとけて、プレーが始まる。NGは執拗に私の腕を掴みに来る。ってさぁ、柔道の試合じゃなくて、フットボールなんだって。

攻撃権が代わって、フィールドに戻ると、トレーナーが駆け寄ってきた。彼女とは合わないので、私に触れて欲しくない。いろんな人が寄ってきて「チームのルールだ」とかまた言い出した。また攻撃権が代わったので、フィールド入る。さっきより痺れが取れてきた。

途中我がチームのピンチにディフェンスに呼ばれたが、ディフェンスはちょっといけそうになかった。

ハーフタイム、ドクターがチェックすることになった。コーチ陣に「ドクターチェックが入ったら私は絶対出れないと思う。何とかして欲しい」と懇願した。コーチとドクターがちょっと何か話した。内容はわからない。ドクターが私に「肋骨の時は命にかかわるので、私はストップする必要があった。今回は肩なので、自分の選択だ。」と言った。

他の選手たちは、ふくらはぎや肩でもドクターストップされているので、たぶんコーチがなにか言ってくれたのだと思う。でもこのことによってまた私は他の選手から「またベティだけ特別扱い」という目で見られるのだ。いいじゃんねぇ、勝てば。

でもその「勝ち」も危なかった。なかなか得点が挙げられず、こっちが得点すると向こうも得点、で前半終わって14−14。いつもはディフェンスに助けられていたが、リーグ1を誇る我がディフェンスが今日は押されていた。タックルミスも目立つ。

でも一番の原因は、相手のリードブロッカーを二人つけたピッチプレーが全く止まっていないことだ。同じプレーを続けて出されるほど嫌なことはない。

ハーフタイム、このプレーの対策が念入りに行われた。後半私たちはアマゾンズに1点も許さなかった。そして我がスコーピオンズは2タッチダウンを奪い、このゲームをモノにした。

私は、第4Q、またもやNGの反則に苦しんだ。とにかくパスの時は必ず、頭突きをしてくる。ショルダーパットを掴み、ガンガンと自分のヘルメットに私のヘルメットを当てる。普段だったら、引き離すのだけど、なんせ右腕が全く利かない。やられるままだった。頭突き自体は日本の選手のヒットのほうが痛いけど、こう何回もやられると、脳にも衝撃があるようで、試合後嫌な感じのめまいに襲われた。5Q

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