鈴木 弘子(アメフト選手)

Women's Professional Football Player ☆ Betty Suzuki

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全然似てねぇ〜よ!

昨晩は幸せな気分で眠りについたのに、
今朝、けたたましい犬の鳴き声で目が覚めた。
「またうちの犬?」って思ったが、
飼い主がしきりに「トレーシー、トレーシー」と叫んでる。
近所の犬・トレーシーが、うちの裏庭に入ったらしい。
しばらくほっといたが、騒動は収まらない。

15分以上続くので、外を覗いてみると・・・
トレーシーじゃない、うちのエイドリアンじゃん?
まだ寝ているスキーターの部屋をノックする、
「ねぇ、エイドリアン、そこにいる?」
「さっき、トイレと思って、裏庭に出した。」
裏庭を探すが、エルビーしかおらず…
スキーターも起きてくる。
家の中に入ってきたエルビーも、エイドリアンらしき犬に向かって、クゥンクゥンと寂しげな声をあげている。やっぱエイドリアンだ。

「エイドリアン!」と叫んで外に出ると
今までけたたましく鳴いてた犬が私に向かって喜び勇んで勢い良く尻尾を振った。エイドリアンはすっかりトレーシーとなって、首輪まで付けられている。

口をきいたこともないけど、たぶん前の家のおばちゃんが「トレーシーがね、逃げちゃったみたいで、外を一人で歩いてたのよ。」と私に向かっていった。

「これ、うちのエイドリアン」そのあとの言葉が続かなかったので、犬に向かって「ねぇ、エイドリアン」と言うと
さすがの馬鹿犬も危機を察し、私に向かってますます尻尾を振る。

さすがにトレーシーの飼い主もおかしいと思ったのか「うちにトレーシーがいるか、一緒に見に行こう!」と言った。
うちから3軒隣の家、まだどこの犬かはっきりしない疑惑の犬を連れて坂を登る。

塀の中のトレーシーが、私たちに向かって吠えた。

・・・って。
トレーシーは家にいた。確かに犬の種類はエイドリアンと同じだ。だがだが大きさが半分しかない。これ間違えるか???
前の家のおばちゃんは「ねぇ、そっくりでしょ、絶対とレーシーだと思った」と言いつつもそそくさと逃げていった。

飼い主のじいちゃんは「いやぁ、そっくりだ」としきりに繰り返してた。

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